鯖(サバ)旬の時期と栄養・効能、DHAとEPA上手に摂るコツ
今日は、鯖(サバ)について書いてみたいと思います。
以前から鯖(サバ)が健康にいいという話は聞いていたのですが、実際どういいのか?調べてみました。
栄養・効能・旬の時期など、是非参考にしていただけると嬉しいです^^
鯖(サバ)の種類と旬の時期
一般的に鯖(サバ)と呼ばれる魚にはマ鯖(サバ)・ゴマ鯖(サバ)の2種類あります。
マサバの旬
マサバは産卵後の夏は脂が落ち、たっぷりと脂がのる秋が旬です。
余談ですが、秋の鯖(サバ)が美味しくなるのは、鯖(サバ)の食性が変わるからだとも言われています。
春の鯖(サバ)は小エビなどの甲殻類を食べていますが、秋に近づくと鯖(サバ)の体が大きくなり、捕食するものがイワシ類になるため、そのイワシ類の旨みが秋鯖(サバ)の身に移っているからだとも考えられています。
ゴマサバの旬
ゴマ鯖(サバ)は夏に脂がのるので、夏が旬です。
マ鯖(サバ)とゴマ鯖(サバ)は、脂がのる旬の時期が異なるため、季節によって使い分けるといいと思います。
個人的な意見ですが、夏のマ鯖(サバ)でも夏が旬のゴマ鯖(サバ)とそれほど脂の多さは変わらないと思います。
鯖(サバ)の栄養成分と効能・効果
脂質が多く、青背魚の中で、タンパク質・ビタミンA・ビタミンB2・EPA・DHAの含有量はトップクラスですね。
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)はコレステロール・中性脂肪を下げる働きがあり、血液をサラサラにする効果もあります。
心筋梗塞、脳梗塞などの成人病予防に一目おかれている存在です。
また、イノシン酸などのうま味成分も豊富で、血合いには鉄・ビタミンA・ビタミンB1・特にビタミンB2が非常に多く含まれています。
効果・効能
・心筋梗塞
・脳梗塞
・高血圧症状
・動脈硬化
・貧血
・口内炎
などの予防や改善に役立つとされています。
DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は体内で合成されない脂肪酸のため、食べ物から摂らないとなりません。(サプリメントは別ですが・・)
ただ、ご存じの通りサバを食すには危険が伴います。
【サバの生き腐れ】という言葉もあるように、鯖(サバ)は腐敗のすすみが速い魚です。
それは、鯖(サバ)が大食いのためです。
大食いの鯖(サバ)の消化酵素は強力であり、水揚げされた鯖(サバ)自体が、消化酵素によって分解され、そこに腐敗菌がついてくるからです。
ただ、迅速に処理をして冷蔵された鯖(サバ)は腐敗が早いわけではありません。
新鮮な鯖(サバ)は刺身で食べることができますが、とても美味しいですよ。(特にマ鯖(サバ)の方が)これは釣人の特権ですね。
終わりに
如何でしたか?
鯖(サバ)は庶民の魚と言われていますが、豊富な栄養源に加え、食べ方のバリエーションも多く、味噌煮、塩焼き、ミリン干しや竜田揚げ、しめ鯖(サバ)など、どれも人気の食べ方ですね。
ただ、(私も知らなかったことですが)DHAやEPAは熱に弱いため、揚げ物や塩焼きよりは生で食べた方が良いようですね。^^
スーパーで売っているサバを生で食べる勇気はありませんが、鯖(サバ)缶は缶詰にしてから加熱しているため、缶汁の中にDHAやEPAが多く含まれているそうです。
調理方法を工夫して、缶汁は捨てずに利用した方が良さそうですね。
今度、試してみますので、また報告しますね^^
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