イライラとカルシウム不足の関係、ウソかホントか徹底調査!
どうも、シュガーソルトです。
今日は一つの都市伝説にもなっている〝イライラとカルシウム不足の関係〟について栄養学関連の本7冊片手に徹底調査してみました。暇人ですみません….(汗)
というのも先日Youtubeでお笑い番組を見ていると、千原ジュニアさんが「イライラとカルシウム不足は全く関係ないウソらしい」と言っていたのが頭から離れなくて….昔から何度も聞いていた〝イライラとカルシウム不足〟がウソなんて…と自分的にちょっとショッキングだったんですよね。
さてさて、実際にはどうなんでしょう??
これ、結構深い問題でした。気になる人は是非最後までお読みくださいませ。
イライラとカルシウムの関係~栄養学関連の本に書かれていたこと~
今回は「イライラしたときに必要な栄養素」という項目が載っていた栄養学関連の本7冊を図書館で借り調べてみました。すると7冊中5冊に、イライラとカルシウムの関係について書かれていました。(残りの2冊は、その問題に触れていませんでした。)本に書かれていたことをいくつか抜粋してみます。以下がその内容です。
カルシウムにはイライラを鎮めて精神状態を安定させる働きがあります。※参照:知っておきたい栄養学
カルシウムは、脳神経細胞から神経伝達物質が放出されるときに働く。この機能が低下すると脳が緊張状態になり、イライラしたり不安になったりする。※参照:暮らしの栄養学
カルシウムには神経の興奮を収めてストレスをやわらげる効果がある。※参照:からだの不調を食事で治す
つまり、カルシウムにイライラを抑える作用があるというのは本当のようです。
本からの知識まとめ
〝イライラに、カルシウムは有効!〟
あれれ??普通にホントのことなんですかね??栄養学の本の著者は、栄養学博士や医学博士です。さすがにウソ書かないでしょ。
ところが……..
イライラとカルシウム不足の関係~ウソ派の主張~
〝イライラとカルシウム不足の関係はウソ〟論を唱えている方々の主張も見てみましょう。ネットで調べた情報をまとめるとこんな感じです。
確かに、血液中のカルシウム濃度が低下すると、情緒不安定(イライラ)や集中困難といった精神症状が起きることは医学的にも認められている。
ただカルシウム濃度が低下するというのは、カルシウム不足が原因なのではなく、カルシウム濃度の調整機能の乱れが原因となる。
また、血液中のカルシウムが不足した場合、骨のカルシウムを血液中に溶出させて、つねに濃度を一定に保つため、カルシウム摂取が不足したからといって血液濃度が低下するというわけではない。
カルシウムは骨や歯に貯蔵されているので、現代の食生活で血液中のカルシウムが不足することはあまり考えられない。
僕なりにウソ派の主張をまとめてみます。
ウソ派の主張まとめ
- イライラとカルシウムの関係は医学的に認めているが、イライラの原因は、カルシウム不足ではなく、血液中のカルシウム濃度調整機能の乱れ。
- 血液中のカルシウムが不足しても、骨や歯に蓄えられたカルシウムが補ってくれるので、カルシウムはめったに不足しない。
つまりイライラとカルシウム不足は関係ない。
両者の考えを聞いて…
両者を調べてみて、僕的には〝ウソ派〟に分があると感じました。
確かに、カルシウムの効能としてはイライラに効果があるようですが、体内のカルシウム不足が直接イライラの原因にはなってはいないようですね。カルシウム不足が原因なのではなく、摂取したカルシウムがうまく機能しないとイライラしてしまうということですね。
ちなみに血液中のカルシウム濃度を調整し、カルシウムの機能を助けるのは〝ビタミンD〟とのことです。つまり、1つの栄養素不足だけではなく、複数の栄養素が補い合って健康が作られるということですね。いや~深い!
皆さんはどう思いましたか?
本日も最後までご精読ありがとうございました。
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